個人がこなした仕事の成果は正確に評価できるようにしなければならない。個人の成果がはっきり分かれば、短時間で高い成果を出せる有能な人が本気を出し始める。高い給料を貰えるから。

日本においては、何かと「協調性」を要求されます。また、「自分の仕事が終わったならば他人の仕事を手伝えよ」という空気もあります。しかし、この空気こそが個人の成果の正確な評価を難しくしてしまい、給料がいつまで経っても時給計算だったり管理職などの主観によって決定されたりする原因の一つです。個人の成果を正確に評価することは、高い成果を出した人に正当な高い給料を支払うためには絶対に必要なことです。極端なことを言えば「自分の仕事が終わったらさっさと帰宅し、他人の仕事は手伝わない」ことが、個人の成果を正確に評価して高い成果を出した人に高い給料を支払うためには必要なのです。

個人の成果を正確に評価できるようになれば、時給システムで割りを食っていた「短時間で高い成果を出せる有能な人」に高い給料を支払うことが可能になります。また、成果の正確な評価と給料を連動させることは、給料計算が公平に行われていることを示すことにつながり、社員のモチベーションアップにも繋がるはずです。また、成果の正確な評価が可能になれば、生産性が高い人は短時間労働でも高い給料を貰うことが可能になります。時間あたりの生産性を上げれば給料を維持しながら労働時間を短縮できるとなれば、社員が自ら生産性の向上に努めるはずです。

最も、いつもいつも「自分の仕事が終わったらさっさと帰宅し、他人の仕事は手伝わない」となると流石に困る場面もあるかもしれません。仕事が終わらない場合は別の人に仕事の一部を肩代わりさせる必要が有る時もあるでしょう。そのような場合は、追加した仕事分の給料をきちんと追加するようにするべきです。あるいは休みの追加(及び副業の完全自由化)で代替してもいいでしょう(副業の完全自由化はよほどの事情がない限りは今すぐに全社員に適用するべきだと思いますが)。仕事を追加したのに給料や休みが追加されてない…となると、社員のやる気はガタ落ちです。

「子ども」を「社員」に、「親」を「上司」に、「宿題」を「仕事」に置き換えれば、会社でも全く同じことがいえます。仕事をスピーディーにこなしても特にメリットがなく、むしろ他人の仕事のフォローに回されて帰れず、結局給料も増えてない…なんてことをするからいつまで経っても社員がダラダラ残業するのです。仕事をスピーディーにこなすことに何かしらのメリット(早く帰れる、給料が増える、など)が必要なのです。